好きな仕事をやめた日

好きな仕事をやめた

人も、環境も、よくて、好きだった仕事

今日、最後の日だった。

いいところに身をおくのが

できない質。

わたしにとって、生きることは、

今ある自分を、常にぬりかえつづけること。

なんだろう。

初心を忘るべからず。

元々、好きだった、このことばの
本来の意味を知ったとき、

ますます、好きになった。

初心とは、

初めてそのことをしはじめた時の気持ち

いうことではない。

初心を忘れるべからずの意味は、濃い。

深い。だって、世阿弥のことばだから。

初　という漢字は、

刀と衣でできている。

布地にはじめて鋏をいれる。

という意味だそう。

鋏をいれて、はじめて布から着物になる。

人も同じで、

新たなステージにいくには・・・

タツこと。

今までの自分をばっさり斬り捨てる

ことだそうです。

花ある人は、常に同じ状況や、居心地いいところに

とどまらず、前あったことを断つ勇気と、決心がいるんだと思う。

世阿弥のことば。

能の世界は、真髄をついていると思う。

そうはいっても、新しい環境に

身をおいたり、

０から一をつくりだすのは、すごくこわい。

そんな日に写真家アラーキーの写真に向かう姿を

テレビでみた。たまには、いい番組やってる。

なぜか、誰かが録画してた。

感覚で、感性で、

我慢できなくなって、とびだしつづけている姿に

魅入った。

愛の深い人は、つやっつや。

これからも、

イノチつきるまで、

自由に。自分が由とすることを。

心身を一つにして

愛と感覚で、与える道。

そして、

最高な、その瞬間を

とらえること。

このくりかえしが、

最高におもしろい。