まなぶ→まねぶ

学ぶ→真似る

まなぶということは、まねぶ

からできた言葉らしい！

つまり、真似をする。

何も考えんとひたすら、ただただまねてたらいい。

師となる人から型を真似て、

自分のもんにしていいくという過程を得ます。

今は、職人さんや芸能の世界

いわゆる手に職系の世界にみられます。

本来は、

どんな世界でも通じるプロセス。

でも、今の社会にはあまりない。

20代そこそこの頃に出会った芸能の世界が
そんな感じだった。

型を忠実にまねていく。

自分なりの表現とかはなく、ひたすらまねていく。

型に忠実にやっていくことでの自分なりの突破口をひらく。

自然とそういうプロセスが身についていたことは、

後々何を学ぶにもすごく役にたちました。

肝をゆるめる身体作法

ちなみに、この能楽師さんの本にそのことが

がっつり書いてあってすごく、面白かった！

真似るときの

ポイントは本気で厳粛にということ。

本気で厳粛にっていうことばって、
いまいちぱっとはいってこない。

本気だしていこうっていうのは、よく使いますよね。

ただ厳粛にというのは、・・・受けとめる
ということばが続くように、

ただただそれを受け止めるというニュアンス。

厳はそのまま厳しく。

粛という字は、
じぶんをコントロール下におくという感じでしょうか。

じぶんを厳しくコントロールするというイメージ。

さらっといってますが、学ぶことはふかく、

それを成し遂げる人こそ、花ある人といえると

世阿弥のことばが紹介されています。

じぶんを厳しくコントロールするということを

本気でして初めて学ぶことができる。

その過程を経たものが、ひとの心をうごかしたり、

人の気持ちを揺さぶることができる。

以前に読んだ日本人の身体という本も、

日々、感じていることをうまくことばで言い表されていて
すっきりしました。

能の方の語る世界観、価値観に魅了されてます。

手に職をもつ方々のカラダのつかい方、

その心構えなど、実践し、伝えていきたいです！